1.漢方アロマとは

漢方アロマとは、中医学の観点から心身の不調、体質を読み解き、その方に合った西洋精油を選んで使用することで、自然治癒力を上げていくお手伝いをすること。経皮吸収、経絡マッサージと併用することで効果をよりよくできる体のトリートメント施術になります。

不定愁訴と呼ばれる、病名のつかない頭痛や生理痛、やる気のなさ、体が重い、不眠、動悸、ほてり、更年期障害など生活をする上で取り除いておきたい心身の症状を、なるべくお薬を使わず養生しながら元の自分に戻れるようお手伝いしております。

中医学、漢方の世界では「気、血、水」と言う概念があり、このバランスが崩れることで心と体に異変が起こるとしています。

気血水のどのバランスが崩れているか、問診や舌診で体を見立てていくことができるので、その人に寄り添った精油の選択、その方に必要な経絡のトリートメントを行うことができるのです。

従来使われている生薬から抽出した精油はなかなかクセの強い香りのものが多いです。心から癒されてほしいと言う想いから、当店では西洋の精油、アロマテラピーに使われるようななじみのある香りのものをメインに4〜8本でブレンドしていきます。

もちろん、薬効から見て香りは独特だけど、必要なものはお客様に確認してブレンドに加えていくこともあります。

中医学に基づき体質を見極め、ひとりひとりのお客様にあった精油ブレンド心身にお届け、それが漢方アロマトリートメントです。

2.普通のアロマトリートメントと何が違うのか

従来のアロマトリートメントは「薬効」に目をむけています。

例えばラベンダーなら、人生、リラックス、眠れると言う効果があるのを皆さんご存知かと思いますが、

ラベンダーに体の熱を取り去る作用がある事はあまり知られていません。

いつも元気で時々眠れないなと言う方にはいいかもしれません。しかし、不眠、冷え性で生理痛もある。性格はおだやかであまり主張しない、色は普通または小食気味。そんな方が寝る前にラベンダー。

眠れません。

そうです、冷えているからですね。

このように体質と言うのは皆同じではありません。

体質によって使い分ける必要があると考えるのが漢方的。漢方医も処方するときは患者の全てを把握し、体質を見極めた上で、その人に合ったものを処方するのです。

アロマも同じ。精油には植物の成分が濃厚に詰められているので、一滴の力が体の深くまで届きます。だから体質の見極めは本当に大事なことなのです。

また心や体が悲鳴をあげている時、漢方では五臓(肝、心、脾、肺、腎)のバランスという考え方があります。

この五臓に関係する経絡(ツボとツボをつなぐ道のようなもの)を正しい向きで流すことで精油の成分をさらに体に届けます。

これがアロマリンパマッサージと違う点です。

精油にも体を温めるものや冷やすものなど、固有の有用性があります。
漢方理論は温涼に特化しています。

3.体質改善プログラムもあります

体の状態を見させていただき、元の自分に戻れるまで個人差があります。

じっくりコトコト。

数カ月かけて養生する。そんなことも珍しくありません。

個別でパーソナルファイルを作り、ストレスや食事など、捨てること、補うことを一緒に考えていきます。

4.生活の基盤はやはり本人様

ここに来るのは、自分へのご褒美。そのような方もいらっしゃいます。

流せるものを流して、肩や腰もすっきり!

一時的なストレス解放のためのヘッドスパ、もちろんOKです!

しかし体質改善を目的とされている方は、本気でご自身のことを考えてあげて欲しいものです。

サロンで月1アロマトリートメントを受けたから大丈夫。帰ってからハンバーガーとカフェラテ、それにポテトも!

それでは良くなるものもよくなりません。。。

医食同源。

お食事の見直し。

ストレス。

手放せるものを増やしましょう。

軽い運動。

すべて基本です。

これらのことを一緒に考えるのが晴るるです。

なかなか自分だけではどうにもならない、と言う方、どうぞいらして下さい。

本気でケアしたい方の目安は3週間に1度からはじまり、徐々に間隔をあけていき、3ヶ月ほどを見ていただきます。

体内に余分なお水が溜まってしまっている場合はもう少しかかると考えておいてください。(カウンセリングの際にお伝えします)

お客様のペースと相談して決めていきましょう。無理な勧誘などは一切しませんのでご安心下さい。

薬膳のアドバイスや薬膳茶のご紹介もしています。

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